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環境変化への対応

環境変化への対応

酪農乳業を取り巻く環境が変化するなか、安定的な生乳生産実現への取り組みについてご紹介します。

よつ葉乳業の生乳処理能力増強 需給緩和時の完全処理に効果大

【背景】

平成18年3月、全国的な飲用牛乳の消費低迷を背景に、乳製品工場の生乳処理能力を超える状況となりました。そのため、北海道では約1,000トンの生乳を廃棄しなければならない事態が発生しました。この事態を受け、酪農生産者・ホクレン・当社の共同出資、行政(国、道、紋別市)の補助を受け、「二度と生乳を廃棄させてはならない」との決意を新たに、北見工場(現オホーツク北見工場)の増設を決めました。

【オホーツク北見工場の増設】

生乳処理能力の増強に向け、当社はオホーツク北見工場に新たな乳製品加工施設を建設し、生乳処理能力はそれまで(既設工場)の15万トンから、1.8倍の27万トンに拡大しました(平成19年11月29日竣工)。

【稼動状況】

オホーツク北見工場の生乳処理能力増強は、これまでに災害等により生乳需給が緩和した際に大きな役割を果たしています。平成23年3月に発生した東日本大震災では、生乳や乳製品の輸送が約1週間ストップし、大きな混乱が生じました。このようななか、当社オホーツク北見工場は日量600~620トン(平成17年度当時は日量420トン)の生乳を処理し、生乳廃棄の回避に役割を果たしてきました。

また、平成22年には独自にバター冷凍庫や粉乳倉庫を新設し、一定の在庫保管の能力を強化しました。これにより、緩和時に減産させず、逼迫時に乳製品を放出することのできる体制を整備しました。

今後も、酪農生産者の皆さまに安心して生乳を搾っていただける環境をご提供できるよう、当社は指定団体(ホクレン)、地域JAをはじめ、関係者と手を携えて歩んで参ります。

よつ葉乳業の生乳処理能力増強 需給緩和時の完全処理に効果大

(北海道指定生乳生産者団体情報より)