第7回海外酪農視察研修報告
日程
平成24年11月12日(月)~11月19日(月)
参加者
よつ葉乳業(株)道内4工場管内酪農生産者 計8名
よつ葉乳業職員 計3名
研修目的
酪農が盛んなEUの中でも、最大の生乳生産量を誇るドイツを視察し、低コスト酪農を実践する牧場や系統乳業とのつながり等を学んで頂くことを目的としています。
研修行程
1日目 | よつ葉乳業(株)東京支店にて事前研修 講演内容:「EUの酪農乳業情勢について」 |
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2日目 | 移動 |
3日目 | DMK社訪問 LUFA訪問 |
4日目 | 酪農場視察(2戸) Tonden KG Vosioger Miichhof KG 酪農生産者との交流会 |
5日目 | EuroTier2012視察 |
6日目 | 市場調査 KAUFhof食品売り場 |
参加者からの感想
牧場を視察した際、どちらの牧場も古い施設を上手に利用しながら規模拡大を計っており、機械への投資は抑え、更に良質な粗飼料の収穫で飼料費の低減、更にビール粕やジャガイモの屑などの利用でコスト低減をしていました。ユーロティア2012の視察は世界最大級の農畜産関連産業展という事もあり様々な分野の展示が行われており、酪農コーナーの搾乳ロボットやバイオガス関連の施設・設備などを見学しました。これからまだまだ進化する酪農機器に私たち酪農家も付いていく力を身につける必要性を感じました。
ロータリー式のロボット搾乳システムや自動でえさ押し・糞尿処理を行う装置など、省力化に向けた装置も多数見られ、欧州畜産分野の技術は日々進歩していることを実感しました。規模や設備の違いにより日本への導入は難しい面もありますが、最新技術に触れる機会として大きな刺激となりました。