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よつ葉のふるさと訪問記

よつ葉のふるさと訪問記(3)オホーツク北見編

よつ葉のふるさと訪問記(3)オホーツク北見編

よつ葉のふるさと訪問記(3)オホーツク北見編

漁港や空港を有し、オホーツク海沿岸の主要都市のひとつとして役割を担う紋別市。漁業の町としても知られる一方で、特に内陸では酪農や畑作などの農業も盛んです。牛の飼料となるデントコーン栽培の北限地でもあります。

オホーツク海沿岸のまち、紋別

オホーツク海沿岸のまち、紋別

訪ねたのは、約700頭もの牛を飼育するオホーツクファーム喜多牧場。市街地から車で約15kmの国道273号線沿いにありました。

牧場経営者としての責任

喜多俊晴さん

喜多俊晴さん

喜多牧場のメインとなる長~い牛舎!

喜多牧場のメインとなる長~い牛舎!

喜多牧場(きたぼくじょう)は、喜多俊晴さんが2代目として経営を引き継いでから、徐々に規模を拡大。少しずつ建て増ししてきたという牛舎は、今では700頭を飼育できる立派な建物となっています。
その過程で喜多さんが重視してきたひとつは地元での雇用でした。そのために、作業を効率化させるべくフリーストールを取り入れたり、可能な限りで業務のマニュアル化を図りながら、体制を整えてきました。現在、喜多牧場では家族の他に9名の従業員が住み込みや通いで仕事をしています。
また、雇用する立場として喜多さんはこんな思いも語ってくれました。「何かの縁があってうちの牧場で働いてくれる人たちには、できれば心豊かに過ごしてほしいと思っています。何をもって心豊かなのかは人によって違うし、なかなか難しいことですけど、常にその努力はしていきたいですね」。夏には皆でバーベキューをするなど親睦を深める機会を設けているそうです。

牧場の未来を見据えて考えること

私たちは あなたの 乳牛です 私たちは あなたの くださるものを 食べ 飲ませて くださるものを 飲み 住ませて くださるところに 住みます よい牛になれば 悪い牛にもなります 丈夫にもなれば 弱くもなり 気持ちよく暮らすこともできれば 不愉快にもなります このように 私たちの運命は 酪農家まかせなのです

私たちは あなたの 乳牛です 私たちは あなたの くださるものを 食べ 飲ませて くださるものを 飲み 住ませて くださるところに 住みます よい牛になれば 悪い牛にもなります 丈夫にもなれば 弱くもなり 気持ちよく暮らすこともできれば 不愉快にもなります このように 私たちの運命は 酪農家まかせなのです

朝礼で唱和する「酪農家キーニィの牛飼い哲学」の一部

北海道外の消費者との交流から

「なぜ牧場がここにあるのか。その存在価値を提案していくのが自分の仕事だと思っています」。話を聞く中で、喜多さんの口から何度も出てきた言葉です。例えば、まずは近隣の市街地に暮らす人たちが「酪農生産者がいるから美味しい牛乳を飲める」とか「美味しい乳製品やお菓子が食べられる」と実感できる環境があるべきで、ましてや北海道の紋別という町において、昨今の都会での近所付き合いのような希薄さがあってはならないのではないか。喜多さんは、同じ地域の中でも、酪農生産者とそれを取り巻く人々との関係性に心を配っているようでした。

よつ葉乳業に対しても、同様に地域での食への想いを抱いているそうです。「これからますます少子化が進むだろうけど、20、30年後に紋別を支える可能性が高いのは、間違いなく地元の子どもたちでしょう。その彼らに見せる僕らの背中は、輝いてなくちゃならない。この町に将来住みたいって思わせるような環境を作ってあげるべきだと思うんです」。 自身の牧場や従業員のことだけでなく、紋別の未来までをも案ずる喜多さん。未来に残そうとしているのは、酪農そのものの存在価値のように感じました。

エピソードフォト

喜多さん夫婦が集めている牛グッズ

平成25年5月にオープンした
直営ショップ「みるとんはうす」。

牧場プロフィール

株式会社 オホーツクファーム
喜多牧場(きたぼくじょう)

所在地 紋別市上渚滑町
飼養形態 フリーストール
出荷乳量 6,984t
(2023年度実績)
飼養頭数 1,491頭
(経産牛740頭、育成等751頭)
※乳用牛のみ
耕地面積 323ha

喜多牧場で搾られた生乳は、オホーツク北見工場へ運ばれます。

オホーツク北見工場

オホーツク北見工場

冬には流氷がやって来るオホーツク海沿岸のほぼ中央、紋別市に位置します。粉乳やバター、クリーム、濃縮乳、スキムミルクを製造しています。特に、バターの生産量は日本一を誇る工場です。

オホーツク北見工場はこんなところ

昔ながらの製造方法でつくられるバター

※クリックで動画が開きます

昔ながらの製造方法でつくられるバター

バターの製造は、今では効率的な連続式(原料クリームからバターをつくる一連の流れをすべて機械で行う製法)が主流ですが、オホーツク北見工場では、チャーンと呼ばれる巨大な立方体が特徴の装置を用いる、伝統的なバターづくりを行っています。チャーンの中にクリームを入れて回転させ、人が直接機械を操作しながらバターをつくっていくため、手間暇がかかり、熟練を必要とする技術でもあります。

安定した生産を可能にする設備

安定した生産を可能にする設備

全国の消費者へ安定して供給できるよう、また酪農生産者が安心して毎日生乳を搾れるようにと、粉乳倉庫(容量3,000t)とバター冷凍冷蔵庫(容量1,000t)を2010年に新設しました。

地域のイベントに積極的に参加

地域の一員として、農村スポーツ交流会などに参加しています。地域住民との親睦を深めることのできる機会です。その他、花火大会や港祭り、流氷祭りなどにも協賛企業として参加しています。

フォトギャラリー

オホーツク北見工場

工場の所在地 紋別市渚滑町元西
工場の広さ 102,587m2(東京ドーム約2.2個分)
主な製造品目 粉乳・バター・クリーム・濃縮乳
見学対応の有無 見学対応なし