キャリアについて
- 2022年3月 畜産科学部 卒業
- 2022年 4月 入社 十勝主管工場 チーズ工場チーズ 2 課(発酵乳係)
よつ葉で働くことを喜んでくれた
酪農家さんの役に立ちたい。
Q.現在の仕事内容について教えてください。
優しい先輩たちと一緒にヨーグルトを製造しています。
十勝主管工場は牛乳や粉乳、バター、チーズなどのさまざまな製品を製造しています。私はヨーグルトの製造を担当しており、生乳の受け入れから殺菌、製造、出庫まで、一連の製造工程のすべてを行っています。その日の作業内容はシフトによって異なり、早出勤務では生乳の殺菌や包装作業、遅出勤務では製造終了後の機器類の片付け、翌日製造の準備を行うほか、使用する機器のメンテナンスや定期検査なども行います。
早出勤務は早朝3時頃に出社するため、最初は寝坊しないよう緊張していましたが、慣れてくると早起きもさほど苦ではありません。シフトに関わらず毎日同じ時間に就寝するなど、生活サイクルをなるべく一定に保つことがコツかもしれません。
職場の先輩方はみなさん優しく、自分の意見を気兼ねなく言える風通しのいい雰囲気です。仕事だけでなくプライベートな話題も気さくに話せるので、すぐに職場になじむことができました。
Q.入社しようと決めたきっかけは何ですか?
アルバイトで酪農の現場を経験し、当社の経営理念に共感しました。
幼い頃から動物が好きで、学生時代は牛の出産から繁殖、生乳の生産まで一貫して行う酪農家のもとでアルバイトをしていました。その苦労や大変さを自ら経験したことで、酪農家とのつながりを大切にしている当社の経営理念に共感し、入社を志望しました。また、入社後にいろいろな職種を経験できるという点も決め手のひとつになりました。
高校まで関東で育ったため、実は北海道に来るまで「よつ葉乳業」という会社があることすら知りませんでしたが、大学の購買で当社の「北海道のむヨーグルト」シリーズに出合い、そのおいしさの虜になりました。商品は異なりますが、 今こうしてヨーグルトの製造に携わることができ、とてもうれしく思います。
Q.仕事のやりがいは何ですか?
当社の存在意義を酪農家さんが認めてくれているという喜び。
学生時代にアルバイトしていた酪農家さんの生乳を当社の工場で受け入れていたため、就職したことを伝えるととても喜んでくださいました。2018年の胆振東部地震で北海道全域が停電した際には、当社が自家発電設備を稼働して生乳受け入れを継続したおかげで、大切な生乳を廃棄せずに済んだそうです。当社が酪農家のみなさんのために貢献し、それを認めていただけていることは、大きな励みになっています。
自分が担当している商品がスーパーマーケットなどに並んでいるのを自分の目で見ることができるのも、製造担当ならではの喜びです。友人から「おいしかったよ」と言ってもらえた時はとても誇らしく思います。
Q.仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
工場や酪農家を守るため、健康管理や安全管理に気をつけています。
発酵乳は毎日製造するため、工場は勤務交代制で休むことなく稼働し続けています。そのため、自己の体調管理がとても大切だと感じています。もしも感染症などが職場全体に広がれば、生乳の受け入れができなくなって他の部署や酪農家にまで影響が及びかねません。衛生管理と体調管理はもちろん、出勤中の身だしなみや家での爪切りなども不備がないように気をつけています。
機械の分解・洗浄、配管の切り替えなどを行う際は、道具をうまく活用し、作業の負担を軽減する工夫をしています。以前、力まかせに配管を外そうとして、怪我をしそうになってヒヤリとしたことがありました。怪我のない安全な作業進行も、製造現場に対する責任のひとつと考えています。
Q.学生へのメッセージを一言お願いいたします。
夢中になれるものがあれば、働くことも楽しくなります。
学生のうちに趣味や夢中になれるものを見つけておくことをおすすめします。私の場合、帰宅後や休日にペットの猫と遊んだり、動画配信サービスで好きなアニメを観たりすることが息抜きになっています。オフの楽しみで自分の機嫌を自分で取ることも、働くモチベーションを維持する秘訣です。
よつ葉乳業は北海道の酪農家の会社であり、酪農業に貢献できる会社です。酪農に興味がある方、北海道が好きな方、少しでもよつ葉乳業が気になった方は、ぜひ説明会に参加してみてください。同じような考え方の方が多く、いろんな意見を聞くことができて良い経験になると思います。