- 牛乳にはいろいろ種類がありますが、何か違いがあるのでしょうか?
- 飲用乳(いんようにゅう:飲用に供する牛乳類)は、原材料や含まれる成分によって、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」(略して「乳等省令」)により、7種類が定められています。
飲用乳の内、“牛乳”と名がつくのは、生乳(せいにゅう:牛から搾ったままの乳)のみで製造された「牛乳」、「特別牛乳」、「成分調整牛乳」、「低脂肪牛乳」、「無脂肪牛乳」の5種類です。
その他の飲用乳には、原材料に乳製品を使用した「加工乳」と、生乳や乳製品以外の原料(例えばカルシウムや、コーヒー等)を使用した「乳飲料」の2種類があります。
これらの分類を「種類別名称」といい、容器の一括表示欄に表示しております。
1.原材料に、生乳のみを使用したもの
(1)牛乳
①生乳を成分無調整のまま、殺菌し、パック詰めしたもの。
②成分規格は、無脂乳固形分:8.0%以上、乳脂肪分:3.0%以上。
③保持式により63℃で30分加熱するか、またはこれと同等以上の殺菌効果を有する方法で加熱殺菌すること。
※当社の“特選よつ葉牛乳”や、“特選よつ葉4.0牛乳”等が該当します。
(2)特別牛乳
①特別牛乳搾取処理業の許可を受けた施設で搾取した生乳を処理して製造したもの。
②成分規格は、無脂乳固形分:8.5%以上、乳脂肪分:3.3%以上。
③殺菌する場合は保持式により63℃~65℃までの間で30分間加熱殺菌すること。
※当社では製造していません。
(3)成分調整牛乳
①生乳から乳脂肪分などの成分を一部取り除き、殺菌し、パック詰めしたもの。
②成分規格は、無脂乳固形分:8.0%以上、乳脂肪分:規定なし。
※当社の“よつ葉北海道十勝軽やかしぼり”が該当します。
当社の“よつ葉北海道十勝軽やかしぼり”は、乳脂肪分を2.5%に調整しています。
(4)低脂肪牛乳
①生乳から乳脂肪分を規格に合うよう取り除き、殺菌し、パック詰めしたもの。
②成分規格は、無脂乳固形分:8.0以上、乳脂肪分:0.5%以上 1.5%以下。
※当社の“特選よつ葉低脂肪牛乳”が該当します。
(5)無脂肪牛乳
①生乳から乳脂肪分をほとんど取り除き、殺菌しパック詰めしたもの。
②成分規格は、無脂乳固形分8.0以上、乳脂肪分0.5%未満。
※当社の“特選よつ葉無脂肪牛乳”が該当します。
2.原材料に、生乳、牛乳または乳製品を使用したもの
(1)加工乳
生乳や牛乳またはこれらを原料として製造した乳製品(脱脂粉乳・クリーム・バターなど)を使用したもの。(無脂乳固形:8.0%以上)
※当社の“よつ葉低脂肪”が該当します。
3.原材料に、生乳、牛乳または乳製品・乳製品以外のものを使用したもの
(1)乳飲料
生乳や乳製品を主原料にビタミン・ミネラル・カルシウムなどの栄養分や、コーヒーや果汁を加えたもの。(乳固形分:3.0%以上)
※当社の“カフェインレスよつ葉カフェオレ、よつ葉ミルク珈琲、よつ葉ミルク苺、よつ葉ミルク紅茶”等が該当します。